スコアレビュー
71pt
キャラクター | |
画力 | |
読みやすさ | |
漫画力 | |
DEATH NOTE感 |
※漫画力とは、ストーリー性を含めた演出力や構成力など漫画を構成する要素を一括りにした本ブログ独自の表現です。
作品紹介
執筆時点(2024/2/22)では、全14巻、完結済み。
「私が“生きる希望”をあげる」 架橋明日は家族を事故で失い、引き取られた親戚のもとでも辛い日々を送っていた。全てに絶望した少年は、中学校を卒業したその日、ビルの屋上から身を投げる。しかし、少年はそこで1羽の天使と出会う――!?
amazon.co.jpより引用
作品レビュー
どんな漫画?
13羽の天使が神候補を選び、神の座を巡って選ばれた人間同士がバトルを繰り広げていく、いわゆるデスゲームに近い内容の作品となっています。主人公を含む神候補は生きることに絶望した自殺志願者などが主な対象となっているため、生と死をテーマにするようなニュアンスが作中に散りばめられています。DEATH NOTE や ヒカルの碁で有名な大場つぐみ×小畑健コンビらしく、駆け引きを中心とした心理戦のような展開が楽しめます。
ココが見所!
最高峰レベルの非常に高い作画力に加えて、天使から与えられた赤の矢、白の矢、翼、これら3つの力の特徴を駆使して繰り広げられる駆け引き中心のバトルが主な見所になっています。
ココが残念・・・
登場人物の殆どが自殺志願者であるように生きる事を絶望した人間が対象になっているため、全体的に暗いテイストの作風になっています。明るい性格のキャラクターが登場しないわけではありませんが、性格に一癖二癖あるキャラクターが多く、登場人物に対して感情移入できるようなシーンが少ないのが難点。
バトルシーンも駆け引きとなる要素は面白いですが、攻撃の手段が基本的に赤の矢、白の矢というシンプルな方法になるため、派手さや緊迫感に物足りなさを感じます。
また、DEATH NOTE のさくらTVを使った演出のように神という非科学的な存在をオープンにすることで、世の中の反応的集なシーンを序盤から見られるのですが、そこが筆者的には作品のチープさを、より際立ててしまっている要素になっているのかなと思いました。
総評
全体的にクオリティの高い作品ではありますが、ココが残念・・・で挙げたポイントの通り、感情移入をし難いというポイントが最も大きく、人を選ぶ内容だと思います。
好みが合うかどうかは最初の1~2巻で判断できますので、気になる方は一度読んでから、その後の巻も購入するか判断した方が良いかもしれません。
こんな人にオススメ!!
・駆け引きを重視したバトル漫画が好きな人
購入前に気をつけたいポイント
・死や一部性的な描写などがあります。
ネタバレ感想
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後日追記予定
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