81pt|ワンダンス(既刊11巻)

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スコアレビュー

81pt

キャラクター
画力
読みやすさ
漫画力
ダンス!ダンス!ダンス!

※漫画力とは、ストーリー性を含めた演出力や構成力など漫画を構成する要素を一括りにした本ブログ独自の表現です。

作品紹介

執筆時点(2023/9/26)では、既刊11巻、以下続刊。

自分の気持ちを抑えて、周りに合わせて生活している小谷花木(こたに かぼく)。そんな彼が惹かれたのは、人目を気にせずダンスに没頭する湾田光莉(わんだ ひかり)。彼女と一緒に踊るために、未経験のダンスに挑む! 部活、勉強、就職、友達、恋愛。必要なことって何?無駄なことやってどうなるの?いやいや、君の青春は、自由に踊って全然いいんだ。2人が挑むフリースタイルなダンスと恋!

読んでみた感想

はじめに筆者が1巻を最初に読んだ時は、あまり刺さるものがなく暫く放置していました。
ですが、とある日にKindleで2巻が無料になっているのを見つけ、続きから改めて読んでみると「アレ?面白いぞ。」と、続けて3巻も購入、そして、3巻を読み終えた頃には残りの全巻もポチっとしてましたw
改めて読み直してみると1巻は目立ったダンスシーンが少なく解説多めの冒頭的なシーンになっているので動きが少ないパートになってます。もし、同じような印象を持たれた方は2巻~3巻まで読んでみたほうが良いかもしれません。

では感想を。
ダンスや音楽など視覚や聴覚で楽しむようなジャンルを扱った作品は、漫画のような静止画だと読者に面白さ(凄さ)が伝わりにくく、地力が問われるジャンルになると思っていますが、ワンダンスのダンスシーンは「なんかよくわからんけどスゴイことをやってる!」と思わせてしまうほどの高い表現力をクリアしている作品だと思います。
2巻以降で筆者が引き込まれた理由もその一つです。
見開きのシーンなど有効に活用されていて迫力満点です。

少し残念に感じたポイントとしては、全体的に線が細い描写なのもあって、登場キャラの個性がちょっと弱い印象があります。
Coolな感じでダンスという漫画に合っているといえばそうなんですが、筆者的には、もうちょっと特徴があるとなお良かったかなと思います。

ネタバレ感想

ネタバレ感想

前半から中盤にかけて、主人公の成長も含めテンポ良く軽快に進んで行きますが、既刊11巻あたりは若干マンネリ感というか停滞感を感じています。
そのため、前半の面白さを感じたスコアより若干控えめに設定しました。

主人公の成長が思いの外早いので、この後の展開次第でどうなっていくのか評価が分かれそうな気がしています。

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