スコアレビュー
85pt
キャラクター | |
画力 | |
読みやすさ | |
漫画力 | |
SFサイバーパンク度 |
※漫画力とは、ストーリー性を含めた演出力や構成力など漫画を構成する要素を一括りにした本ブログ独自の表現です。
作品紹介
執筆時点(2023/10/26)では、既刊10巻、以下続刊。
原作小説が『このライトノベルがすごい! 2020』(宝島社刊)「単行本・ノベルズ部門」新作3位受賞!
そして電撃“新文芸”スタートアップコンテスト大賞受賞を記録した大作を実力派漫画家・綾村切人が圧倒的表現力で贈るコミック版「リビルドワールド」!
スラム街の少年アキラは、決死の覚悟で踏み入れた旧世界の遺跡で謎の美女アルファと出会う。
彼女からある遺跡の攻略を依頼されるが――?
最高にスリリングなバトルアクション!
「奪われて、騙されて、切り捨てられて、何もかも失った。」
「だから――」
「俺はもう二度と踏みにじられない。」
amazon.co.jpより引用
作品レビュー
SFやサイバーパンク的な漫画は作者の嗜好が濃く反映されている作品が多いため、作者の描く世界観や構想に読者がついていけるかどうかで評価が分かれやすい傾向にありますが、リビルドワールドはそんな中でも万人受けしやすい内容だと思います。
ぶっちゃけSF系で絵が綺麗な漫画って外見だけで中身は面白くない事が多い(偏見)ので、管理人の第一印象としては、「下手したら1巻の途中で読むのを止めそう」でしたが、本作は良い意味で期待を裏切られた作品です。
主人公のアキラは一見平凡なキャラですが、旧世界の遺跡で実態のないアンドロイド?の美女アルファと出会うことで、様々なサポートを受けることができるようになります。ジャンルこそ違いますが、ヒカルの碁の佐為(サイ)のような、いわゆる憑依系に近い内容ですね。
主人公自身が突然強くなるわけではないですが、アルファの強力なサポートのおかげで迫りくる困難を打破していく爽快感と、それらをキッカケに変化する主人公を取り巻く環境の変化(登場人物たちとの交流)やメンタル的な部分も含んだ主人公自身の成長など、漫画に必要な本質的な面白さがしっかりと描かれています。
加えて、画力の高さ、キャラ設定、物語の世界観など、ほぼ全ての要素が高水準に仕上がっているので、読んでる内に面白くならないわけがない!と言える作品です。
とはいえ、SFサイバーパンクにありがちな独特な世界観や設定、作中ではグロテスクで残酷な描写があったり、1コマあたりの文字数も比較的多い方なので漫画としてのクオリティは高くても合わない人は合わない可能性があります。
1~2巻読んで食指が動かなければ合わない可能性が高まるかも?
ただ、この手の作品に苦手意識のある管理人でも楽しめている数少ないSFサイバーパンクな漫画なので、選り好みせずに是非1巻だけでも読んでみて欲しいですね。
ちなみに登場人物は厳ついキャラが多めですが、女性キャラは可愛いキャラが多いです。(重要)
主人公のアキラは子供で、登場する女性キャラは年上のお姉さん系が多いので母性を感じる展開が好きな人はそういう部分で惹かれるところがあるかもですw
こんな人にオススメ!!
・SF、サイバーパンクな世界観が好きな人
・主人公が自力以外の要素(サポートを受けて)で活躍するシーンが好きな人
購入前に気をつけたいポイント
・グロテスクや残酷な描写が一部ある
ネタバレ感想
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後日追記予定
発売日:2019-12-27T00:00:00.000Z
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