【93pt】ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~(既刊6巻)

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スコアレビュー

93pt

キャラクター
画力
読みやすさ
漫画力
悪女感

※漫画力とは、ストーリー性を含めた演出力や構成力など漫画を構成する要素を一括りにした本ブログ独自の表現です。

作品紹介

執筆時点(2024/2/16)では、既刊6巻、以下続刊。

『殿下の胡蝶』と謳われる黄家(こうけ)の雛女(ひめ)・玲琳(れいりん)は、宮中一の嫌われ者である朱家(しゅけ)の雛女(ひめ)・慧月(けいげつ)の手にかかり、互いの身体を入れ替えられてしまった。牢に入れられ、入れ替わりの事実は話せず、己を害した罪に問われ死を目前とする玲琳(れいりん)…と、思われたが。病弱ゆえ常に“死”と隣り合わせで過ごしてきた玲琳(れいりん)は、むしろ健康な身体を手に入れたことを喜んでしまい、持ち前の鋼メンタルで次々と逆境を乗り越えていく――!?

amazon.co.jpより引用

作品レビュー

タイトルからは悪役令嬢モノだと思われがちですが、よくありがちな●●系とかではなく、オリジナリティあるジャンルでどちらかというとサスペンス系に近い内容です。
なろう系の作品は、型にハマった内容が多い事からそれっぽいタイトルになっているだけで敬遠してしまう人が一定数居ると思いますが、偏見は捨てて是非見て欲しい。それくらい面白いし損をさせない自信があります。

作品の内容ですが、「とりかえ伝」とタイトルにもあるように、人気者の主人公:玲琳と嫌われ者の悪女:慧月が呪術によって身体ごと入れ替わってしまうところから始まります。両極端な立場・性格である人物の中身が入れ替わってしまった場合、どうなってしまうのか?というようなギャップ差を楽しむ内容がメインです。

ジャンルはサスペンスに近いと書いた理由ですが、慧月が主人公と身体を入れ替えるに至った経緯や皇宮を取り巻く環境から黒幕を追求していくような展開がサスペンスに近いかなと思いました。

また、少女漫画チックな絵柄になっていますが、直接的な恋愛要素はほぼありません。

筆者も含めて本作がここまで絶賛される理由ですが、純粋に漫画としてのクオリティがめちゃくちゃ高い。特に入れ替わり後に発生するギャップ差のある表現が、2人の相反する立場・性格をしっかり捉えた内容で描かれているので単純ながらも面白いです。また、真っ直ぐな性格の主人公が周りを驚かすような突拍子も無い行動を取りながらも、逆境を打破していくという王道的な展開もその高いクオリティで描かれているため、読めば読むほど先が気になっていきます。
また、絵柄も綺麗で見やすく、各シーンにおける登場キャラの心情も不自然さを感じさせない丁重な表現をしているので作品に没頭できること間違いナシです!

ここまで絶賛している通り、悪いところが見当たらないようなクオリティの高い作品になっているので未読の方は是非手に取ってみて欲しいです。ちなみに管理人は面白すぎて読んだ後にも関わらず読み足りずにすぐ読み返しましたw
最後に本作は、第1部が1~4巻となっていますので、一旦そこで読み終えてしまうこともできる内容になっています。

こんな人にオススメ!!
・ギャップ差のある展開が好きな人
・主人公が軽快に逆境を打破するような展開が好きな人
・高いクオリティの作品を求めている人

ネタバレ感想

クリック(タップ)すると展開します。

後日追記予定

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