スコアレビュー
85pt
| キャラクター | |
| 画力 | |
| 読みやすさ | |
| 漫画力 | |
| 偽悪役令嬢度 |
※漫画力とは、ストーリー性を含めた演出力や構成力など漫画を構成する要素を一括りにした本ブログ独自の表現です。
作品紹介
執筆時点(2025/11/18)では、既刊3巻、以下続刊。
伯爵令嬢であるウェルミィは同い年の義姉を虐げていた。後継者の地位も婚約者も奪い取り、冷酷と噂される魔導卿に売り飛ばした。それからしばらくして、魔導卿から夜会の招待状が届く。夜会に参加するウェルミィだったが、そこでは華やかな宴ではなく、『義姉を虐げた』として伯爵家への断罪が始まったのだった。すべては”ウェルミィの策略通り”に――。
amazon.co.jpより引用
作品レビュー
どんな漫画?
悪役令嬢である主人公ウェルミィの断罪シーンからはじまり過去の回想へー。と、出だしはよくある悪役令嬢モノですが、本作が他と大きく異なる点として主人公は義姉を助けるためあえて悪役令嬢のフリをしています。
単純に悪役令嬢らしく立ち回るといったワケではなく、自身がとる行動にどういう意味があるのか知略的な要素を踏まえた内容がメインになっているので非常に読み応えがあり、断罪されるまでの過程をウェルミィの視点で答え合わせをしながら振り返っていく様を楽しむ展開は結構斬新です。
既刊3巻となっていますが、3巻でほぼ完結といっていい内容で1巻がメイン、2巻3巻は各キャラの視点で物語を振り返るような構成となっています。
ココが見所!
- 第3者視点(読者)だからこそわかる、すれ違いの連続によるもどかしさ
- 単純な悪役令嬢ではなく、知略的な要素を含む内容が多く「計画通り」的な楽しさが味わえます
- まさかこうなるとは・・・と思わせるシーンの連続
- 姉妹愛(これに尽きる)
総評
絵柄も綺麗でコマ割りなどの見せ方もしっかりしていて高い水準の作品となっています。キャラが取る行動にもしっかりと裏付けされた意味があり、その全貌が2巻~3巻で明らかになるような展開も斬新で面白いです。
何より義姉を救いたいという献身的な主人公が自ら悪役令嬢の皮を被り、救いたい姉を逆に虐げるという行動が見ていて胸に刺さるものがあります…。その分、先の展開への期待が膨らむというそういうアレですね。
ジャンルなどの選り好みがなければ大半の人が楽しめる内容だと思いますので好き嫌いせずに先ずは手に取ってみて欲しい。管理人おススメの1冊です。
こんな人にオススメ!!
・一風変わった悪役令嬢モノを読んでみたい人
・とにかく質の良い面白い漫画を読みたい人
購入前に気をつけたいポイント
・4巻以降からは作画が変更になるようです。(※第一部的な締め括りは3巻までで終わります)
ネタバレ感想
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1巻最大の見所といえる後半の見開きページでウェルミィがビンタするページは泣いた…。
この見開きまでにそういう気持ちにさせる魅せ方がほんと素晴らしいなと思った瞬間でした。その後の各キャラによる視点の振り返りも良い味だしてますし、何よりほぼほぼ大団円というのが個人的には良かったです。
最後に4巻以降の作画変更についてですが、3巻までの内容が凄く良かったのでこの対応はちょっと…というかかなり不安があります。原作は原作で素晴らしいと思いますが、なろう系の漫画って作画がほぼメインで漫画の部分を仕上げているので作画変更は別漫画と言っていいほど変わります。
3巻までで一旦締め括るような内容ですし、ナンバリングは続かず別タイトルで発売して欲しいなとこの手の対応を見るといつも思います。





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