【90pt】おはよう、いばら姫(全6巻)

目次

スコアレビュー

90pt

キャラクター
画力
読みやすさ
漫画力
オカルト要素

※漫画力とは、ストーリー性を含めた演出力や構成力など漫画を構成する要素を一括りにした本ブログ独自の表現です。

作品紹介

執筆時点(2023/11/14)では、全6巻、完結済み。

「丘の上のおばけ屋敷」と噂のある空澤家でワケあって家政夫バイト中の高校生・美郷 哲。ある日、本邸の離れで暮らす謎の少女・空澤志津と出会い、どこか寂しげな笑顔に惹かれていく哲だが、再び会った時の彼女はまるで別人のように様子が豹変していて……?

amazon.co.jpより引用

作品レビュー

管理人が選ぶ少女漫画No1作品。
本サイトで90ptを超える作品は極力主観を控えて慎重に選んでますが、相応しい作品だと思います。
とにかくもっと評価されて欲しい・・・。

作者の森野萌さんは、2023/11/14時点で連載中の「花野井くんと恋の病」で有名ですが、花野井くん~はストレートにTHE少女漫画という内容に対して、「おはよう、いばら姫」は少女漫画にしては珍しく変化球の入った内容になっています。
詳細はネタバレ(序盤すぐにわかりますが)になるため控えますが、いわゆるオカルト的な要素が盛り込まれていたり、物語はヒロインの空澤志津・・・ではなく、王子様役である美郷哲の視点をメインに展開されたりと、少女漫画にしては珍しく主人公的な扱いとなるキャラが女性ではなく男性となっています。
物語の性質上、そうせざるを得ないことから違和感を覚える方は少ないと思いますのでご安心を。

あらすじについては、ヒロインの空澤志津と主人公の美郷哲が出会うことでお互い徐々に・・・という少女漫画らしい展開がメインですが、本作ならではのオカルト要素が作品全体を通して非常に良いアクセントになっています。
ネタバレになってしまうため、こちらも詳細は伏せますが、特殊な事情をもったヒロインが主人公に対して打ち解けていく過程と主人公とヒロインを取り巻く環境の変化を描いた内容が特に見所です。
もちろん漫画を構成する要素、一つ一つのクオリティが高いのも忘れてはいけないポイントです。
これが連載2作品目とは思えないレベル。

ちなみに、作者の森野萌さんは、兄の影響で少年漫画も昔からよく読んでいたため初投稿が少年誌だったそうで、男性でも読みやすく感じるのはそういった名残があるからかもしれません。
(となりの怪物くんのファンでもあるらしく、作者の ろぼこ 先生も男性からして読みやすい作品が多いのでそこも多少影響を受けているのかも?)

とにかく多くの人に読んでもらいたい管理人イチオシの一冊。是非この機会に読んでみてはいかがでしょうか?

こんな人にオススメ!!
・男性でも読みやすい少女漫画を探している人
・とにかく面白い漫画を読みたい人

購入前に気をつけたいポイント
・オカルト的な設定が前提としてあること

ネタバレ感想

クリック(タップ)すると展開します。

少女漫画としては99ptをつけたいくらい好きな作品。
いざ読んでみたらオカルト要素全開で「ええ・・・?」っとなりましたが、いやあ・・・すごく、良かったですね。

物語の端々にちょっとしたエピソードも盛り込まれていて、起伏もほどよく、最後まで飽きずに読める本当にクオリティの高い作品だと思います。
特に志津を含めて志信やハルミチなど取り憑いた人達の魅せ方が非常に素晴らしく、読み始めてすぐに本作の魅力に引き込まれてしまいました。

っと、ここまで絶賛するばかりの管理人ですが、実は良いところだけではなく、一点だけ不満点があったりします。

それは、哲が”お金をもらって志津のお世話をしていた”という事実に対する描写について、「悪いことをやっている感」があまり伝わってこなかったこと。

元々アルバイトで来ていたわけですし、家政婦的な仕事をしていたので対価があって当然、と流れ的に読んでいるとそう思ってしまうので「志津から見て、哲が対価を得ていないような描写」を挟んで読者の認識を改めてさせてほしかったです。
主人公が志津のお世話を再開することになったキッカケで持つ罪悪感はわかりますが、志津がその事実に気づいてしまった時の衝撃の度合いがちょっとわかりにくく感情移入しにくかったです・・・お世話してるんだからお金もらってるってわかってたでしょ?みたいな。
1,2を争う山場シーンなだけにそこだけ気持ち的に残念でした。


とはいえ!そんなことも些細な事と思えるほど全体的にほんと良かったです。
ラスト5巻~6巻は怒涛の展開で、最後までしっかり描き切れていますし、終わり方も漫画という非現実感を出しすぎないようにしつつも、ハッピーエンドを限りなく連想できるような匂わせ方で終わらせてるのも素敵でした。

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